62才これから

息子と娘は独立して夫と二人暮らし。

母が敬老の日に、市から100才の表彰状を頂いた。

大正、昭和、平成、令和 と生きてきた。

年下の友達や、兄弟も次々と亡くなって行った。


母は、まだ、全部自分の歯が揃っているし、

特に、病気はなく、ヨタヨタ歩きながらも、

自分でトイレに行く。


母とは、考え方が違ったが、しつこく、

自分の考えを押しつけてきた。

ずっと、母に逆らえなかった。

私は自分で子供を育てると、余計に色んなことが

見えてきて、


どうして、あんな育て方をしたんだろう。

違う育てられ方をされたら、私の人生は

もっと良くなったかもしれない。  とか、


長い間、母を恨んだり嫌ったりしてきた。


でも、少しボケかけ、ヨタヨタ歩く姿を見ると、

恨みの気持ちは消えて、ただただ涙が出てくる。


100才を再確認できた、表彰状がありがたかった。

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